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高級珍味はおいしい?食べ比べてみた結果、お金をかけてもいい食材を解説!似てる食べ物も紹介!

2021/03/28 00:03
キャビア、松茸、フカヒレ・・高級珍味は一度は食べてみたいと思いますが、値段が高すぎるので食べたことない方が多いのではないかと思います。今回一通り食べてみたので、感想をまとめました。安物と本物で大きく差がある食材と、大差ない食材があったので、重点的に解説しています。また、味のイメージがつくように似てる食べ物も紹介しています。

高級珍味、気になりますよね。世界三大珍味はフォアグラ、トリュフ、キャビア。日本三大珍味はうに、このわた、からすみ。中華三大珍味はフカヒレ、アワビ、ツバメの巣。どれもほんの一口だけでも数千円する高級食材です。

値段なりの価値はあるの?と疑問に思っていたので、数年かけて一通りたべてみました。感想と、想像できるように近い味のものを紹介していこうと思います!

フォアグラ

太ったガチョウのレバーです。レバーなのでレバーの味です。普通のレバーと大きく違うのは、脂がすごくのっているところです。 同じレバーである、あん肝をさらに脂っぽくして、魚ではなく鳥レバーの風味です。

単品で食べても脂っこいだけで美味しくありません。バターと同じような食べ物です。単品ではおいしくないけど、何かに油分を足すために使うとめちゃくちゃおいしくなります。 ベストマッチはやはり牛の赤身のステーキです。昔のステーキはバターを乗せてましたが、そのかわりにフォアグラを使うと最高のバランスになります。

フォアグラは高級珍味のなかだと安いほうになります。ファミレスでもたまに提供されますが、十分フォアグラのいいところを味わえます。もしファミレスで2000円程度でメニューにのったら、試してみる価値画ります。また、俺のフレンチも良いと思います。

トリュフ

きのこです。味がおいしいものではなく、香りを楽しむ食材です。

香りを一言で言うと、素晴らしい獣の香りです。牛でも豚でも、高級な肉には高貴な香りがありますが、あの香りを何倍にもしたような香りがします。

ちゃんとしたトリュフもやっすいトリュフ塩も食べてみましたが、大きな差はありませんでした。高いトリュフはたしかにおいしいのですが、ちゃんとしたトリュフが100点とすると、トリュフ塩も70点くらいの香りがあります。

ファミレスのジョナサンでトリュフ塩ポテトがありますが、試してみるなら十分おいしいと思います。

キャビア

サメではなく古代魚のチョウザメの卵です。あらゆる食材のなかで断トツで値段が高いです。10gで1万円以上します。

高いので代替品がたくさん出回っています。また、輸入品は酷い味なので、絶対に食べてはいけません。もし食べたければ、キャビアの本場に行くか、宮崎産のキャビアを食べるべきです。

肝心の味は、魚卵です。イクラから癖をなくしたような味で、イクラより旨味は少しだけ強いです。

正直値段の価値は見いだせませんでした。たしかにイクラわタラコより旨みが強く繊細な味で、唯一無二のものです。それでもイクラの延長線上にある味わいなので、もし予算が1人1万円ならイクラのほうがおいしいものが食べられます。

一食10万円をほいっと出せる人のための食べ物だと思います。出せないなら、おいしいんだろうなあと夢のままにしたほうがよいのではとおもいます。

ポルチーニ茸

ヨーロッパの珍味でかかせないのがポルチーニ茸です。非常に味が濃いキノコで、旨みがすごいです。

香りはかなり椎茸に近いです。すごくおいしい椎茸と言ってもよいのではないのでしょうか。

うに

安物と高級品の味の差が激しい食べ物です。安物を食べて満足してはなりません。

おいしいうには、珍味の中でもトップクラスのおいしさです。香り、味、旨み、どれを取っても唯一無二の一線級です。

絶対外してはならないのが、生の塩水うにを選ぶことです。うにというと、木箱に盛っているものを想像すると思いますが、あれは避けてください。おいしくありません。

原価で100gで5000円程度しますが、2人が満足できる量なので、少し高級なランチを食べるくらいの感覚で買えるので、是非一度試して見てほしいです。

選び方のコツです。まずいうにはほんとうにまずいので、下記のルールは絶対に守ってください。

  • 塩水うに
    • 利尻産・できれば礼文産
  • エゾバフンウニかムラサキウニかは両方おいしい
    • 初夏に買う

このわた

なまこの塩辛です。すごい磯の香りがします。癖になる味で、日本人がイメージしたとおりの珍味です。塩辛なので、当然塩辛の味というか。

一瓶2000円程度で何回も楽しめるものなので、とりあえず買ってみていいんじゃないでしょうか。

からすみ

ボラの卵を塩漬けにしたものです。

非常に複雑な味で、言葉にできなさそうです。

食感はエイヒレと焼きタラコの間のようで、乾燥ねっとりしてます。味はそもそも魚卵が濃厚な上に乾燥させているので非常に複雑で、からすみとしか言いようがありません。

似た食べ物は思いつかないので、試してみる価値はあると思います。

にがうるか

日本三大珍味は諸説あり、諸説のなかのひとつがにがうるかです。

鮎の塩辛です。鮎は川の海藻しか食べない生き物で、青い香りで生臭さがまったくありません。ただし、名前の通り苦味があります。

一言で言うと、すごく上品なサンマのわたです。苦味と強いうまみと濃厚な脂がそっくりです。サンマは生臭さがありますが、にがうるかはほとんと生臭さを感じません。さんまのわたが好きな方は、是非試していただきたい一品です。

松茸

松茸も諸説あるなかで外せません。

なんといっても松茸の香りは松茸の香りとしか言いようがなく最高です。高級松茸の香りってどんな香りかというと・・永谷園の松茸のお吸い物の香りです。あの商品はよくできていて、高級松茸の香りといえるくらいの再現度です。

さすがに味は本物が美味しいです。奥行きのある旨みと甘み、キノコの王者というべき味です。

味だけでいうとしいたけもまいたけもひらたけなめこも露地栽培なら比肩しますが、香りとの相乗効果で断トツです。

中国産の安物も十分おいしいです。とりあえず試してみたいだけなら中国産を買ってみて、好きだと思ってから高級品を味わってみてくたさい。

フカヒレツバメの巣

中華の高級食材はほとんどか乾物です。フカヒレもサメのヒレの乾物です。

ツバメの巣はウミツバメの巣です。ウミツバメは巣の材料に海藻を使います。つまり熟成された海藻です。

これのふたつをまとめたのは、どちらも大しておいしいものではなく、似たようなもんだからです。

どちらも味も香りもほとんどありません。特徴は食感と吸水性の高さです。歯切れがよくツルツルしていて、良い食感です。またスープをたくさん吸うので、おいしいスープを作るととんでもなくおいしくなります。

ただし、この特徴、現代の技術を持てば簡単に再現できるものでもあります。ぶっちゃけマロニーちゃんと大してかわりません。金華ハムや野菜をたっぷり使った最高のスープを作れば、なんだっておいしいのではないかと。

あわび

中華三大珍味のあわびです。日本では新鮮なアワビを刺し身にしたり焼いたりしますが、中華では乾物にします。

しいたけもそうですが、乾物にするといいスープが取れます。上記のフカヒレ、ツバメの巣もおいしく食べようと思ったら、このアワビの乾物は外せません。

なんとなくお察しでしょうが、調理方法によってぜんぜん味わいが変わります。高けりゃいいものではなく、腕のいい料理人がそろってこそのあわびです。

フォアグラと中華三大珍味は、おいしくなるかどうかは料理人の腕にかかっています。下手にケチって材料をそのまま取り寄せるのではなく、ちゃんとした中華料理店で食べてみてください。感動できると思います。

まとめ

高級なだけあって、どれもこれも最高です!

どの食材もかわりの食材がないので、一度は試してみてほしいと思います。食材によって安物でも大丈夫だったもの、本物を買わなければならないものがあることが、試してみた感想です。珍味ではないので今回ご紹介しませんでしたが、お酒や牛肉も値段に比例した感動が味わえます。限られた予算の中で、最高の食の体験をする参考にしていただければ幸いです。


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