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【ネタバレ】地球外少年少女を3倍楽しめるための前提知識!その2。あんしんはなんで重力ON/OFFできる?

2022/02/21 12:02
Netflixオリジナルアニメの地球外少年少女の前提知識として持っておきたいSF知識です。

昨日に引き続き前提知識として持っておきたいSF知識の素養です。セブンの考察中心となりましたが、まだまだ解説足りないところがたくさんあることに気づきました。

登矢と大洋はどこへ落ちたのか?スタンフォードトーラス型スペースコロニー

登矢が那沙に「危ない」と注意されながら、布の壁のパイプを落ちていくシーンがありました。最初は無重力でしたが、だんだん加速していったシーンはなんだったのでしょうか?

まずはあんしんがなぜドーナツ型なのか考えてみましょう。このドーナツ型はスタンフォードトーラス型スペースコロニーです。この仕組みを見てみましょう。

ドーナツ型のチューブをぐるぐる回して、遠心力を働かせて重力の代わりにしています。

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一番外側のドーナツ部分が1Gの加速度がかかる速度で回転していると、中心はほぼ無重力状態になります。

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外側に行くほど半径が大きくなります。円周率は約3.14なので、中心から2m離れれば直径3.28m、4m離れれば6.56m、8m離れれば13.12mと離れれば離れるほど長くなります。中心にいても外側にいても、あんしんが回る速さは一定なので、外側に行けば行くほど横向きのスピードは速くなります。

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登矢が大洋に「同時に壁を蹴ろ」と言っていたシーンを覚えていますか?二人は遠心力で、どんどん外側に落ちて行っています。外側に落ちると横向きのスピードが速くなるので、横から壁が迫ってきます。この迫ってきた壁を蹴ってたんですね。

そして壁を蹴ると、さらに横向きにスピードが上がり、遠心力がさらに強くなります。最終的には1Gの加速度がかかるので、地球でビルから飛び降りるのと同じ状態になります。

登矢はこのトーラス型の特性をよく知っているので、中心に近い遠心力が軽いうちは落下しても安全だと知っています。エレベーターで降りるより、ゆっくり落ちるという宇宙ならではのムーブを楽しもうとしていたんですね。一方大洋は宇宙に慣れておらず、どこまで行ったら危険かわかっていません。なので危険な速度になるまで気づきませんでした。

リハビリをさぼり1Gでよろめいてしまうほど体力のない登矢が、大洋を片手でつかんで支えられたのは、まださほど危険なスピードになる前に壁をつかんだからでしょう。

EVAで車いすに乗れているのも、どこかに落ちそうになっているのも、遠心力が原因です。

レーザー通信

これは現代でも実用化されている技術です。家庭用のインターネット回線では光ケーブルを使っています。この光ケーブルの中で、レーザーを使って通信しています。

レーザーは光なので、ケーブルは繋がなくても通信できます。しかしレーザーは直進しかしない性質を持っています。直接目視できる場所同士なら、ケーブルがなくても通信できます。

もし見えないところ同士で通信したいなら、鏡で反射させなければ曲げることができません。光ケーブルは中が全面鏡張りのような性質を持っているので、ある程度曲げてもレーザーが届くようにできています。

ピアコム

ピアコムについては細かい説明はありませんでしたが、このレーザー通信のような技術を使って、ピアツーピアで通信しているもののようです。ピアツーピアとは、端末同士で通信することで、ドローンとドローンで通信するようなことです。


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