今日勉強したことを
つらつらと
logo

スクラム開発第一歩 何のためのスクラム?

2021/02/17 13:02
スクラム開発の考え方について解説。に興味があっても、手をだしづらいときにぜひ。

スクラム開発に興味がある・・何から始めれば?

最近勤め先でスクラム開発をしていますが、効果的な方法だと感じています。最初に何をすればいいかというと、バイブルであるスクラムガイドを読んでみるとよいと思います。たった 18 ページのテキストにスクラムの真髄が詰まっているので、こんなブログを読むより確実に効果があります。スクラムガイドを読みましょう。

スクラムガイドで足りないこととは?

スクラムガイドを読んでもスクラムは始められません。なぜでしょうか?

スクラムとは、複雑な問題に対応する適応型のソリューションを通じて、人々、チーム、組織が価値を生み出すための軽量級フレームワークである。 スクラムガイド p4 スクラムの定義より

ここでわかることは、「価値を生み出すこと」と「フレームワーク」であることです。

価値とは?

ここでいう価値とはなんなのでしょうか?売上の増大であったり、新製品の開発であったり、顧客満足度の向上であったり、チームによって様々です。こればっかりは、自分たちで考えるしかないものです。

フレームワークとは?

フレームワークとは「枠組み」のことです。フレームワークには 2 つ大きなメリットがあります。

1 つは、フレームワークには必ず大切な教えが込められています。スクラムにはチームワークを大切にし、透明性を上げて見える化し、責任をもって約束を守るような仕組みになっています。どれも当たり前のことですが、仕組みにすることで大事な教えを守れるようになっています。

もう 1 つは、共通の仕組みにすることです。チーム内で独自の方法を編み出せば、洗練していけばフレームワークを使ったときと同じような成果を発揮できるかもしれません。むしろメンバーやチームに最適な方法を取れるので、より高い成果も狙えます。しかし独自の方法には問題があり、他の課題に取り組むときや、他のチームに移ったときに、同じような成果を出せません。フレームワークに沿っていると、新しいメンバーを受け入れたときや、別のプロジェクトを始めたときに効果が出ます。新しく入ったメンバーにもスクラムの知識があれば、スクラムで行っているチームに入ったときに、やり方で戸惑うことが少ないでしょう。

スクラムの目的は?

スクラムはチームが価値を生み出すためのフレームワークです。みなさんご存知でしょうが、価値を生み出すのは非常に難しいです。たいていの作業はやったらやったぶんだけ成果が出ますが、成果が出ても価値になっているとは限りません。誰も求めていない成果を出しても、価値とはならないからです。

価値を生み出すための最低限必要な条件は、チームメンバー全員が価値を理解して、価値を生み出そうとすることです。この最大の目的に対してスクラムは「プロダクトゴール」という名前をつけています。名前をつけることで、チームの最大の目的というふわっとした概念から、人によってぶれない明確なものになります。例えば「誰もが英語がペラペラになる英語学習サイト」といった価値を表すものになります。

プロダクトゴールは一朝一夕で達成できるものではありません。ほとんどの場合、1 年、3 年、5 年と歳月をかけなければなりません。そんな長いスパンで考えてしまうと、失敗したときに取り返しがつかなくなります。そこでスクラムでは「プロダクトバックログ」というプロダクトゴールを分解したものにします。「ネイティブの発音で読み上げる機能」「よく使う単語リスト」「ユーザのレベルを測定するテスト」など、プロダクトゴールに対して貢献があると考えられるものになります。

プロダクトバックログは 2 週間程度の期間「スプリント」で達成すると約束します。この約束したスプリントで達成するべきことを「スプリントゴール」と呼びます。この 2 週間で「ネイティブの発音で読み上げる機能」を実現すると確約します。

スプリントゴールはチームで達成するスプリント単位のものです。2 週間のチーム全体の見通しを立てるのは、ほとんどの人にとっては難しいことです。そこで 1 人ずつ数時間の計画を立てます。その 1 日未満の大きさの 1 人に割り当てるタスクを「スプリントバックログ」と呼びます。

このように、長期的な目標から個人単位のタスクまで構造化していくのがスクラムの特徴です。計画を立てるフェーズがすごく多く、余分な時間を使ってしまいがちの仕組みだと思います。非常に困難な課題に対して、うまく解決したいときに使うフレームワークです。時間が解決するような単純で大きいボリュームの仕事には向いていないように思います。


© 2021 simodake