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WiFi6Eとは?6Ghz帯を使えると何がうれしいの?

2020/05/25 11:05

在宅勤務していると、家庭内の WiFi が切れると仕事に支障が出ます・・。前は電波強度の問題で不安定だったので LAN ケーブルを引き回したのですが、今度は電子レンジ等の高電圧が流れる機器を使うと電磁波が長すぎる LAN ケーブルに干渉して切れるようになりました。

そこでメッシュ WiFi を導入しようと思いたったのですが、規格が沢山あって迷いました。

WiFi 5 と 6 の違い

KDDI の記事によると、WiFi 5 は実効スループットが 800Mbps、WiFi 6 は 1Gbps となっています。WiFi 6 のほうが速いですが、WiFi5 の時点で超速いのであまり気にしなくて大丈夫だと思います。私の家だとインターネットの回線速度が 200Mbps 程度しか出ていないので、インターネットに使うだけだと宝の持ちぐされです。

一番違うのは、安定性や省電力性です。電波を上手に使う設計が加わっているので、省電力で安定した通信ができるようです。

安定性を上げたい私には、WiFi 6 のほうがどうやら向いているようです。

ひとまず選んだもの

TP-LinkDeco X20がよさそうです。WiFi 6 対応で現実的な価格(セットで 3 万円未満)でメッシュ WiFi 対応というとこれしかないというか。

TP-Link は日本じゃあまり馴染みがないですが、世界のネットワーク機器のシェアの 45%を誇り・・と書こうと思ったのですが、情報のソースが提灯記事しか見当たりませんでした。Cisco や NETGEAR といった老舗がやっぱりシェア高いようです。

WiFi 6E?

注文しようと思ったところ、WiFi 6E というのが新しく策定されそうです。(「Wi-Fi 6E」とは? 全ての無線 LAN を過去にする衝撃)[https://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/2005/24/news01.html]というキャッチーなタイトルの記事まで出ていて、待ったほうがいいのか検討しました。

WiFi 6 と 6E の違い

WiFi は 2.4GHz 帯と 5GHz 帯の 2 種類の電波帯域を利用できます。そこに追加で 6GHz 帯を利用可能にしたものが WiFi 6E です。

帯域の違い

1 秒間に何回振動するかという周波数を表す単位が Hz(ヘルツ)です。周波数が高いほう速いのでが、データの通信速度が速くなります。

もう一つは、周波数が高いほどまっすぐ進みます。WiFi は物の影に隠れても、電波を拾ってくれます。しかし周波数が非常に高い電波を使う、赤外線リモコン(普通のテレビやエアコンのリモコン)は影に隠れると、まったく反応しません。くねくね曲がる電波のほうが物陰に強いです。

また、他の電波に妨害されづらいです。電子レンジを使った時に WiFi が切れた経験があると思いますが、あれは 5GHz のほうが起きにくいです。

つまり 2.4GHz より 5Ghz のほうが速度が速く、電子レンジに強く、障害物に弱いです。更に 6GHz はその特性が強くなります。

結局いるの?

要らないのではないかと思います。普通の家庭では障害物が多く、2.4GHz 帯のほうが使いやすい場合が多いです。電子レンジへの耐性も 5Ghz で十分なように思います。

また通信機器は利用するために基本は免許が必要ですが、2.4GHz と 5GHz の WiFi 機器は特例で免許無しで利用可能となっています。6GHz はまだ 2020 年 05 月現在では特例に認められておらず、いつ認められるかは目処が経っていません。

なので、わざわざ待つ必要は無いのではないでしょうか。待つほどのネットワーク好きなら、両方買っちゃえばとも思います。


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